2009年11月02日

『世界最速のスピードスター!』




ヴェリタスRS III





ヴァルモット社は、ドイツに本拠を置く小さなスポーツカーメーカー。スポーツカーに情熱を抱く15名のスタッフが、オリジナルスポーツカーの開発を続けてきた。今年7月末、英国ロンドンで開催された「Salon Prive」において、ヴェリタスRS IIIを初公開した。

車名のヴェリタスとは、1940年代にドイツから初めてF1に参戦したチームの名前。偉大な先駆者の名前を冠したヴェリタスRS IIIは、世界最速のスピードスターを標榜する。

ボディはウインドスクリーンのないスピードスター。そして、ロングノーズに低くフラットなフォルム…と、その外観はどことなくメルセデスベンツ『マクラーレンSLR』の最終モデル、『スターリングモス』を連想させる。ボディサイズは全長4680×全幅2020×全高970mm、ホイールベース2840mm。全高が異様に低く、地を這うようなフォルムを構築している。もちろん、欧州の安全基準を満たしており、公道走行が可能だ。

エンジンは、BMW『M5』『M6』用の5.0リットルV10で、最大出力は507ps/7750rpm、最大トルクは53kgm/6100rpm。トランスミッションは6速MTと7速2ペダルMTの「DSG」を用意した。

この高性能ユニットがカーボンケブラーを使用した1080kgの軽量ボディと組み合わせられた結果、0‐100km/h加速3.2秒、最高速度347km/hという圧倒的パフォーマンスを発揮。0-100km/h加速は、SLRスターリングモスの3.5秒を上回る。

ブレーキはブラバムレーシング製のセラミックで、前が380mmの6ポッド、後ろが355mmの4ポッド。タイヤはダンロップ製で、フロント255/30ZR22、リア325/25ZR22サイズを装着する。

ヴェリタスRS IIIは、ABSやトラクションコントロール、ESPなどのハイテクは未装備。507psのパワーは、ドライバーの技量に委ねられる。レーシングドライバー並みの運転技量を持つ人しか、その限界性能は引き出せないということになりそうだ。

ヴァルモット社は、2010年1月から30台をハンドメイド生産。すでにモナコ、オーストラリア、英国、スペイン、スイスの顧客に5台が売れ、8台が商談中という。さらに100人以上の顧客から問い合わせがあり、英国のブランズハッチでは、見込み客を対象にしたサーキット試乗会も行われた。

価格は公表されていないが、34万5000ユーロ(約4670万円)程度。ヴァルモット社は「今年中には、30台が完売するだろう」と語っている。





ぴかぴか(新しい)

posted by YOUICHI at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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