
なぜ男は“ウェット”なキスをするのか
男性が好むウェットなキスには意外なからくりが隠されているのかもしれない。
アメリカ、ニュージャージー州のラトガース大学で教鞭を執る人類学者ヘレン・フィッシャー氏によると、男性は一般に舌を絡ませたウェットなキスを好む傾向があるという。
男性はキスという手段で、女性の唾液に含まれる女性ホルモン(エストロゲン)を本能的に感じ取ろうとしている。相手の女性の繁殖能力を判断するためらしい。
また男性はウェットなキスで、男性ホルモンの一種であるテストステロンを無意識に女性に受け渡そうとしている可能性もある。テストステロンは、女性の性的関心を刺激する作用を持っているという。
「男性は、男女関係の初期段階におけるキスでも性交渉への1ステップと解釈している」と同氏は指摘する。したがって、ウエットなキスは繁殖を成功させるための“多目的なメカニズム”であるといえる。
ヒル氏は、「キスは相手の性質を評価する手段かもしれない」と述べる。テクニックはさておき、キスの相手が性交渉の対象として遺伝的に適切かどうかは、唾液という“化学的なカクテル”で判断できる可能性があるというのだ。
実際、前出したフィッシャー氏によれば、男女ともに多くの人は最初のキスを“災いの元”あるいは“新たな関係の始まり”と見なしていることが調査で明らかになっているという。
エロエロの松井ちゃん






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